シャボン玉は空に飛ばすものだと思っていますが、実は水中の中にも作れてしまいます。そんな不思議なシャボン玉はどうやって作るのでしょうか?
使うものは水、台所用洗剤、太めのストローです。透明な深めのコップに水を入れ、ほんの数滴台所用洗剤を入れます。この時、泡立たせないように混ぜましょう。
かき混ぜた水流が落ち着いたら、ストローの上の方を持って、ストローをコップの中に入れます。ストローの口を親指でおさえてストローの中に水を閉じ込め、水面から出してそれを落とします。すると、水中に沈んだ後浮かんでくるシャボン玉ができます。
ではなぜ水中にシャボン玉ができるのでしょうか?
水中にできるシャボン玉は中身が水で空気の膜ができ、それにより一度沈んだシャボン玉が浮いてくることで楽しめます。空中に作るシャボン玉は中身が空気で洗剤の膜を作って浮かびますから、水中にできるものとはタイプが違うことが分かります。
しかし、水中にできる泡ならば中身が空気でなければおかしいような気がします。実はストローで落とす際に落とした水の周りに空気の膜が出来上がり、それがシャボン玉として見えているのです。
台所用洗剤には界面活性剤というものが使われてきます。この界面活性剤は水同士が結びつく力を弱くする力があります。水同士の結びつきが弱くなることで空気の膜ができやすくなり、水中シャボン玉が作れるようになるのです。
ポイントは水面に泡だらけにならない状態の洗剤の薄さで作るのがポイントです。特に濃縮タイプの台所用洗剤は1~2滴でいいので、いれすぎに注意しましょう。万が一入れ過ぎた場合は水で薄めるといいですよ。
着色料や絵の具などで色を付けた洗剤水を用意して同じようにシャボン玉を作ると、いろんな色の水中シャボン玉で遊べますね。
参考サイト
http://mizuiku.suntory.jp/kids/research/j3_5_1.html
SUNTORY サントリー次世代環境教育「水育」水育キッズ やってみよう!水の自由研究