毎年恒例のポケモン世界大会、WCS。
2016年の今年は、GSルールと呼ばれる特殊なルールによって大会が開催されました。
BIG6と呼ばれる強力なパーティが流行している環境での開催となり、大勢のプレイヤーがこのBIG6を使用しての大会となっています。
そんな中で、マスタークラスの優勝者のパーティは・・・
■一番人気のパーティは使用せず!
マスタークラスの優勝者、アメリカのWolfe Glick選手は、BIG6に採用されているポケモンを一体も使用せず、ストレート勝ちで優勝を決めました。
パーティ内容はカイオーガ、レックウザ、カポエラー、ゲンガー、ドータクン、ライチュウです。
いわゆるオーガレックになりますね。
ライチュウは珍しい投入となっているのではないでしょうか?
さて一戦目、さっそくそのライチュウが活躍します。
交代で出し、相手のゲンシカイオーガの雷を吸収。
味方のゲンシカイオーガのしおふきで、相手のメガゲンガーに大きなダメージを与えています。
Wolfe Glick選手の読みも凄まじく、ほぼ一方的な試合展開で第一セットを取っています。
■BIG6って?
さて、冒頭で出たBIG6について少々。
これはGSルールという、幻のポケモンを覗いたすべてのポケモンが使用できるルールでの、いわゆるテンプレパーティです。
構成はグラードン、ゼルネアス、ドーブル、ファイアロー、ガルーラ、ボーマンダの六匹。
非常に強い人気を持ち、GSルールではこのパーティを如何に対処するかがカギになってくるほどの影響力を持ちます。
日本代表もほとんどがBIG6を使用していました。
話は戻って第二セット。
一セット目を取ったこともあってか、初手からWolfe Glick選手が大胆な行動に打って出ます。
もちろんその影響は大きく、相手のメガゲンガーを一ターン目で落とすことが出来ました。
その後も順調に勝ち筋を増やし、優勝、となりました。
試合内容はかなり面白いので、ぜひご覧になってください。