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スペランカーは虚弱体質?

ゲーム界で最も死にやすいゲームを聞くと、多くの方が『スペランカー』と答えるのではないでしょうか。
「下り坂でジャンプしたら死ぬ」「コウモリのフンが当たって死ぬ」「自分の背の高さから落ちて死ぬ」など、とにかく簡単に死ぬので虚弱体質の代名詞のように使われます。
普通に考えればそんなものがゲームになるわけはなく、誇張された物のように聞こえるのですが、果たしてそうだったのでしょうか?

■生まれてすぐに消えたゲーム『スペランカー』

1982年から85年の4年間でアメリカのゲーム全体の売上が30分の1にまで減少し、ゲーム市場の崩壊を起こした「アタリショック」、その中の1983年に『スペランカー』のオリジナルは生まれました。
しかし、開発にあたったマイクロ・グラフィック・イメージ社はアタリショックによって倒産した企業の人達が独立して作ったばかりの会社であり、しかもゲーム市場はまだ縮小していく最中であったことから、新参メーカーのゲームを取り扱ってくれる問屋がなく販売できなかったのです。
とうぜん会社は経営難となり、会社の権利を全て別の会社に受け渡すこととなりました。
これで事実上オリジナル版のスペランカーは消えてしまったのです。

■難易度が大幅に引き上げられたファミコン版登場

1985年にスペランカーのライセンスを取得した日本のゲームメーカー「アイレム」がファミコン版とアーケード版への移植・販売を開始、このファミコン版が日本での評価となっているのです。

移植にあたって再調整した結果、キャラクター身長の16ドットに対してわずかに低い14ドットの高さから落ちるとミスとなる判定が起きるようになりました。
この影響から着地点が立ち位置より低くなる下り坂でジャンプをすると、14ドット以上の高低差がついてしまうのでミスとなるのです。

逆にアーケード版ではダメージを受けるとライフが減っていく方式となったため、自分の身長より高いところから落ちてもミスとはなりません。
そのためアーケード版をやった後にファミコン版をやると、異常に脆い印象を受けてしまうのです。

またファミコン版は全5面をクリアすると次の周回に入るのですが、その度に周りのアイテムが見えなくなっていく仕様も入っています。
さらに難易度は上がっているのです。
このように高難易度への調整が入りミスしやすくなっていたことで、長年言い伝えられている「死にやすいゲーム」がスペランカーの代名詞となってしまったのです。

■みんなでやるスペランカー

「高難易度ですぐ死ぬ」こんな評価が付けられているにも関わらず、スペランカーは市場から消えても度々ネタとして取り上げられ続けてきました。
そして2009年にPS3のダウンロード用ゲームとして復活、さらに2013年にスマホ用が、2015年にはPS4とPS Vita用が配信されるようになったのです。
これらはファミコン版とは違い今風の3Dキャラになっていますが、基本は全く同じです。
死にやすいのが同じなのはご愛嬌でしょう。

(スペランカー 世界配信開始トレイラー)


PS3とPS4は「みんなで」と付くように複数プレイヤーで同時に探検をするのですが、すぐに死んでしまう仲間をすぐに蘇生し合うこともできて、旧作にはなかった楽しみ方ができるのです。
これがあるから死にやすくても楽しめるのですね。

■無料スマホ版配信開始

2016年8月からはスマホ用に無料版が登場しました。
虚弱体質ですぐに死んでしまっていたスペランカーが、まさかこんなに長く楽しまれるゲームに育つなんて、とても想像できませんでした。
これからも愛され続けていくのでしょうね。

(スペランカー公式サイト)
http://tozaigames.co.jp/products/spelunkermobile/









2016/09/05 16:00  Copyrights(C)wowneta.jp

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