こちらは、Paper&packagingという団体のCMです。
この団体は、紙ベースの宅配の需要を高めたり、紙の使用を促したりする活動をしています。
近年、私たちが手紙を書く頻度は減り、代わりに携帯電話やパソコンでメッセージを送ることができるようになりました。しかし、この動画を見ると、手書きで送られるメッセージの温かさを感じることが出来ます。
CMは、ある男の子が地図上で海外赴任中の父親がいる方角を確認するところから始まります。少年は毎日毎日手紙を書き、それを紙飛行機にして庭から飛ばします。
しかし、それが父親の元へ届くはずがありません。
ある日、お隣に住む男性が紙飛行機に書かれた手紙を見て、少年が折った沢山の紙飛行機を少年の父親にパッケージで届けることにしたのです。パッケージは父親の元へ届き、父親も沢山の紙飛行機を折って送り返します。
飛行機を開くと、「最近自転車に乗れるようになったんだってね。パパが帰ったら、一生にレースをしようね。」と書かれています。見えないフェンス越しに飛行機を投げ入れるお隣の男性の姿と嬉しそうな少年の姿が、とても温かく感じられます。
筆者は、毎年年賀状を作成するのですが、簡単で便利なパソコンで済ませてしまいます。しかし、宛名から裏面のメッセージまで全て手書きの年賀状を受け取るととても嬉しく、じっくりと隅々まで目を通し、大事に保管します。
メールやパソコン作成が当たり前の世の中で暮らしていますが、たまには時間を掛けて相手を思いながら、手書きで手紙を書いてみようかなと思わせてくれる動画でした。