無料ゲームニュース

  • ワウゲーム日本語版ワウゲーム英語版ワウゲーム中国版
無料ゲーム、フリーゲーム、ゲームニュース
スマホ
スマホ
タブレット
タブレット
トップワウゲームニュース楽しい       ゲームの話題 |  おもしろ動画 |  感動動画 |  食べる |  怖い話

【怖い話-ホラー】ぼんやりしたもの

僕がまだ幼稚園の頃に、おばあちゃんと一緒に寝ていた時の話。
その夜、某はいつものようにおばあちゃんの部屋に行き、昔話を聞いてから寝ました。
その時はまだいつもと何も変わらなかった。
深夜、僕はなぜか目覚めた。
トイレに行きたいわけでもないのに、目が覚めてから眠れなかった。
その時、おばあちゃんが苦しむ声が聞こえてきた。
気になってそちらを見ました。
・・・誰かが立っている!
おばあちゃんの布団の周りを囲む形で人々が立っていた。
それは顔がなく、ショートヘアに着物を着たすべて同じ姿だった。
しかし、なぜですか?何か悲しい気がした。
それは顔がないのに、悲しい表情をしているように感じられた。
しかし、同時に怖い顔で笑っているように感じた。
僕は怖くなって、頭まで布団を覆い、そのまま朝になった。
明るくなって、僕が恐々顔を出すと、「ぼんやりしたもの達」は消えていた。
すぐにおばあちゃんを起こして、深夜にあったことを伝えた。
すると、おばあさんはこういう話をしてくれた。


「実は、おばあちゃんには幼い時に死んだ弟たちが何人もいる。
その時は戦争中だから、まともに線香も上げられなかった。だから、このあいだ小さな地蔵を立てて、僧侶に戒名をつけてもらい、お経もあげてくれと言ったんだ。
だから、おばあちゃんに挨拶しに来たんだろう…」
そして、おばあちゃんは眉をゆがめた。
僕が「おばあちゃんをいじめてたの?」と聞くと、おばあちゃんは怪訝な顔をして
「夜におじいちゃんが戦死した夢を見たけど、怖い夢だった。おじいちゃんに何もないといいけど…」と言った。

実はおじいちゃんはこの時、風邪が悪化して入院していた。
なんか良くない予感がした。
そして、その予感は現実になった。
朝食中に、病院から電話がかかってきた。
おじいちゃんの容態が急変したので、早く来てほしいということだった。
家の大人は病院に行ったけれど、僕は幼稚園に行くことになった。
そして、おじいちゃんそのまま亡くなった。
悲しみより怖かった。
怖かったのは、その「ぼんやりしたもの」が何をしに来たのか分からなかったからだ。
おじいちゃんの死を知らせに来たのだろうか?
ただ挨拶に来ただけだろうか?
それとも・・・本当におばあちゃんの弟だったのだろうか?
もちろん、この謎は答えが出るわけがなく、今に至っている。
ただ、故郷に戻ってお墓参りする時、その地蔵を見るとすごくぞっとする。
そう…その地蔵の笑顔…
あの「ぼんやりしたもの」から感じた笑顔のようだ…。







2021/12/16 23:38  Written by Corin

この記事が気に入ったら



会社紹介 | 利用規約 | プライバシーポリシー | フラッシュゲームレンタル | 広告掲載について | お問い合わせ
Copyright(C) 2004-2024 AISE,Inc. All Rights Reserved.