子供であれば、鼻血は度々出るもので、あまり深刻に考えたりしませんが、時に鼻血が体の異常を知らせるサインなのかもしれません。これは、ある10代の女の子の鼻血が家族3人の命を救ったというお話です。
14歳のカリフォルニアの学生、Crystal Ennの鼻血がある日止まらなくなり、学校を休んで病院で診てもらうことになりました。病院のドクターは、「気にすることはないよ」と言いながら血液検査など幾つか検査を行いまいた。
そして、数日後、驚くことに彼女は若年性ネフロン癆であることが判明したのです。いわゆる腎臓癌で、腎臓を移植しなければ助かる見込みがないという宣告を受けることになったのです。
驚きショックを受けた両親は、自分たちの腎臓を提供できないかと病院で検査を受けることに。すると、なんと2人とも腎臓癌を患っていたことが判明し、放っておけば大変な事態になるところでした。
Crystalを助けるつもりで受けたテストで自分たちの病気が判明したのです。
Crystalの父親はCBSのニュースにこう答えています。「ヘルスチェックを受けたのは、クリスタルのために何かできないかということが目的でしたが、この検査が逆に私たちの命を救ってくれたのだと思います。こうでもなければ健康診断を受けることもなかったでしょう」
Crystalの母親のCrystyさんは
「私たちは4人の子供がいて、まだ39歳ですから、ここでもし命を落としていたらと考えると本当にゾッとします。まさか、癌に侵されているなんて考えもしていませんでした。だから、本当に感謝しています」と語りました。
Crystalの腎臓は、彼女の叔母から移植を受けることができ、両親の癌は手術によって取り除かれたのです。
ところで、Crystalの鼻血は、この病気とは全く関連性がないことが判明しています。ただ、あの時彼女が鼻血を出さなければ、家族3人の命がなかったかもしれないですね。
参照サイト:
http://www.mirror.co.uk/news/world-news/amazing-story-how-nosebleed-saved-6130439