7歳のモーリーちゃんと祖母が庭にいると、猛毒のガラガラヘビが2人に襲い掛かろうとしていました。すると、2歳のジャーマン・シェパードのハウスが蛇に立ち向かい、噛まれてしまったというのです。
ハウスは動物病院で治療を受けていますが、体内には多くの毒が残っていて、継続的に解毒剤が投与されています。獣医によると、この解毒治療なしでは、ハウスは1時間以内に死んでしまうでしょうというほど。通常、一度蛇に噛まれた犬は怖気付いて逃げ出してしまうため、獣医もてっきり噛まれたのは一度だけだと思っていたのだそうです。
しかし、ハウスには3箇所も噛まれた傷跡がありました。
モーリーちゃんの母親のダーニャさんは、「間違いなくハウスは家族を守ろうとしてくれたの」と取材のインタビューでコメントしています。
ハウスの勇敢な行動はSNSで拡散され、治療費のためにと多くの人々が寄付に協力しています。その額は47,000ドル(約510万円)にも上り、治療費には十分すぎる額だそうです。
ハウスの命に別状はないということですが、回復には時間が掛かるそうです。病院でのぐったりするハウスの姿を見ると、いかに家族のことが大好きで、激しい痛みに耐えてモーリーちゃんを守ろうとしたのかが想像できます。どうか、元の元気な姿でお家に戻れることを祈っています。