これは、アメリカのABC NEWSの”Person of the Week”(今週の人物)という特集で取り上げられた感動と奇跡の実話です。
イラク戦争で戦死したジャスティン・ローリンズさんという若者がいました。彼は亡くなる前夜、捨てられた仔犬を抱いて仲間たちと一緒に写真を撮りました。
ジャスティンさんが亡くなった後に、彼の友人を通してジャスティンさんの母親にその写真が送られました。仔犬と写るとても幸せそうな表情のジャスティンさんを見た母親は、その仔犬を探して飼うと決意したのだそうです。
米軍の協力もあり、その犬は無事に発見され、ジャスティンさんの両親のもとへ引き取られ、“ヒーロー”と名付けられました。
その様子を取材したいとABC NEWSが自宅へ取材に訪れた時のことです。曇り空である雲の隙間から突然1本の光が差し、ヒーローを照らしたのです。
「もちろん、これはジャスティンからのメッセージだ」、「ジャスティンが家族や犬を見守っているに違いない」と、感動したというコメントがある一方で、「太陽の光がカメラに反射しただけだ」という現実的な声もありました。
しかし、取材に訪れたスタッフは、「なぜあのような現象が起きたのかは分からないけど、光がヒーローを差していたひと時はジャスティンの両親と美しい時間を過ごし、彼らに癒しと希望を与えました。」とコメントしています。