インディーズや同人ゲームには、大手メーカーにはありえない、ぶっ飛んだ発想のゲームが数多く存在します。
今回はそんな中でも海産物(魚介類)が大暴れするゲームを紹介しましょう。
■NEO AQUARIUM -甲殻王-
海産物を主人公(プレイヤーキャラ)として操作するゲームとしては代表格とも言える作品。
2011年にリリースされた本作は、その誰もが予想もしない展開で当時ネットでも話題になりました。
現実の海の一部を切り取って水槽のように鑑賞できる“NEO AQUARIUM”が大ブームになった近未来、しかし、その空間転移の影響で、NEO AQUARIUMに含まれる海洋生物にレーザーやミサイルを撃って相手を攻撃するという突然変異が起こってしまいます。
その突然変異に目をつけた人々は、複数のNEO AQUARIUMを繋いで、それぞれの水槽にいる海洋生物を戦わせるという娯楽を思いつきました。
それが“アクアリウムバトル”です。
設定からしてぶっ飛んでいるこのゲーム、その内容は、やたらリアルなデザインのエビやカニと言った海洋生物を使って戦うアクションゲームです。
操作できるキャラは様々で、イセエビやタラバガニといったおなじみのものから、中には自力で動くことのできないフジツボなんてキャラクターまで……。
その見た目とは裏腹にゲームとしては良く出来ており、ついハマってしまうことも……。
■ACE OF SEAFOOD
『NEO AQUARIUM -甲殻王-』の開発元であるNussoftが生み出したこの作品。
前作はその舞台を限られた水槽としていましたが、今作ではオープン(シー)ワールドを舞台に海洋生物たちが激しい生存競争を繰り広げることになります。
登場するキャラは前作の甲殻類にとどまらず魚類やサメなど、多種多様。最大6匹で群れを作り、広い海洋世界の頂点に立つべく戦うことになります。
戦う相手は生き物ばかりでなく、駆逐艦や潜水艦(のプラモデル)と言ったものまで。
『NEO AQUARIUM -甲殻王-』同様、登場する海洋生物がやたらとリアルなのもポイントのひとつ。
勿論、見た目のインパクトを狙うだけではなく、ゲームとしての完成度もかなり高いです。
■高速廻転寿司
前述の2つのゲームは、海洋生物そのものをキャラクターとしているという点では、まだ一応常識的範疇に収まるかもしれません。
この『高速廻転寿司』に至っては、登場するキャラはなんと“握り寿司”、なのですから。
しかもそれがサーキットを爆走してレースを繰り広げるのですから……。
選べる『ネタ』(キャラクター)全部で13種類。
それぞれの“ネタ”には「最高速度」「加速力」「重さ」が設定されており、例えば「重さ」の高いイクラや大トロなら、加速の伸びがよく安定性がある、「加速力」の高いサーモンやハマチなら小回りが利きやすいといった特徴があります。
自分の好みにあった『ネタ』を選択できます。
コース上には一定時間ブーストできるアイテム『1万円札』がある他、何故かコースを逆走してくる『馬』といった障害物キャラも。
『馬』や他のネタと接触するとコースから弾き飛ばされてしまうなど、見た目とは違い、シンプルなレースゲームを楽しむこと(?)が可能です。
いかがですか?
海洋生物のゲームをプレイして、大海原に思いをはせる、というのも一興かもしれません。
あ、でもハマりすぎてついお寿司が食べたくなってしまうかもしれませんのでご注意を。