1912年、北大西洋で起こった豪華客船『タイタニック号』の沈没事故は、乗員乗客合わせて1500名以上の犠牲者を出し、当時世界最悪の海難事故として知れ渡りました。
タイタニック号が沈没するまでの様子を描いた2時間40分のCGムービーがネットで公開され話題を呼びました。
■『タイタニック号沈没事故』とは?
『タイタニック号沈没事故』は、1912年4月14日深夜、北大西洋を処女航行中だったイギリス船籍の豪華客船タイタニック号が氷山に接触、それによる損傷が原因となって翌日未明にかけて沈没した事故です。
タイタニック号沈没による犠牲者は乗員乗客合わせて1513名(1490名から1523名まで諸説あり)とされており、この当時としては最悪規模の海難事故として世界に知られました
タイタニック号の事故を題材とした作品は数多く制作されています。
過去タイタニック号を題材とした映画は30本近く制作されており、特に1997年のジェームズ・キャメロン監督の作品が有名ですね。
小説ではクライブ・カッスラーの『レイズ・ザ・タイタニック(邦題;タイタニックを引き上げろ)』がベストセラーとなり、後に映画化もされています。1920年代後半~30年代初頭にかけて執筆されたとされる、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』にも、同事件をモチーフとしたと思われるエピソードが登場することで有名ですね。
■ゲームのプロモーションとして制作されたCGアニメーション
今回公開されたのは、近日発売予定のゲーム『Titanic: Honour and Glory』のプロモーションとして制作された映像です。
ゲーム本編トレイラー
1912年4月14日深夜、氷山に衝突したタイタニック号が沈没するまでの2時間40分間を
ゲームエンジンのUnreal Engine 4を使って再現しています。
映像では、救命ボートを海に下ろす様子や、船内の階段が浸水していく様子などがリアルタイムで再現されており、その時間に起こったことや乗員乗客にまつわる逸話などがキャプションとして表示されます。
一方で映像には人間が登場せず、まるで無人船が沈没するような不気味さも感じられます。
果たして、ゲーム本編はどのような感じのものになるのでしょうか?