成長期の子供たちの足は年々成長し、新しい靴を買っても短期間で買い替えなければいけません。しかし、開発途上国の子供たちの家庭では、次々に新しい靴を買う金銭的余裕がないことが多く、サイズの合わない靴を履き続けるか、素足で生活をするかになります。
素足で外を歩くことになれば切り傷ができ、そこから感染症を起こすこともあるため、衛生面で安全ではないのです。それが原因で学校も欠席しなければなりませんし、家族の手伝いもできなくなってしまいます。そこで、ある男性が開発途上国の子供たちのために、画期的なサンダルを開発したのです。
2007年のある日、サンダルの開発者であるケントン・リーさんがケニアのナイロビの街を歩いていると、一人の少女がサイズの合わない小さなサンダルを履いていて、爪先がはみ出ていました。この出来事が、画期的なシューズの誕生のきっかけになりました。
リーさんは、「足の成長に合わせてサイズの調節ができる靴が作れないものか。そうすれば、子供たちは自分に合うサイズの靴をいつも履いていられるのに。」とサンダルの開発を決意します。
このサンダルはsmallとlargeの二つのサイズがあり、それぞれ幼稚園から小学4年生頃までと、小学5年生から中学3年までの5年間調節が可能です。さらに、丈夫なレザーでできているため、子供たちが走り回っても大丈夫なようにできています。
このサンダルがどれほど画期的か、動画でご覧ください。一人でも多くの子供たちにサンダルが行き渡るよう、寄付の方法も紹介されていますので、気になる方はチャリティー団体のホームページも合わせてご覧ください。