実は、感動するCMといえばタイというほど、タイのコマーシャルは感動的なものが多いのです。ほんの1分〜3分の間のコマーシャルの中で、高い構成力のドラマを作りだすタイはまさに感動大国と言えるかもしれません。
このコマーシャルのあらすじをお話しします。
30年前、商店街で食べるのに困り、貧しい男の子が万引きをし、捕まります。
それを見た商店街で食料品店を営む男性が、彼の肩代わりをし、商品のお金を払い、さらに野菜スープの材料もつけてあげます。お礼も言えずに走って逃げ去る男の子。
そして、30年後。店主は相変わらず同じ店を営んでいますが、突然、脳梗塞か何かで倒れてしまいます。一命はとりとめましたが、手術代を工面できずに奥さんは家を売りに出すなど苦しみます。
そして、ある日届いた請求書には0円の文字が・・そしてメッセージに「30年前にもうお代をいただいています。」と書かれていました。
実は、彼の主治医は30年前に盗みを働いたあの少年で、そのことを覚えていて手術代を肩代わりしたのです。日頃から行いの良い人にはきっといいことがある!というモチベーションにもなるCMでした。