7歳で癌と闘うコナー君は、プロレスラーのダニエル・ブライアンさんの大ファンです。
癌でもう先は長くないコナー君を、プロレス団体がレッスル・マニアという試合に招待しました。そして、コナー君がまだ観客が入る前のステージにダニエルさんと共に入場すると、ダニエルさんのテーマ曲が流れ、一緒にポーズを決めます。
他のプロレスラーたちもリングの周りに集まり、コナー君を盛り上げます。そして、コナー君と父親は大観衆の中ダニエルさんの試合を観戦し、ダニエルさんは見事に勝利を収めました。すると、ダニエルさんは真っ先にコナー君たちのもとへ歩み寄り、「コナー、君はとても大切な存在だ。君は僕に大きな力をくれる。君が僕をチャンピオンに導いてくれた。君も闘い続けるんだ。」と声を掛けてくれたのだそうです。
レッスル・マニアでのコナー君の様子を見ていた父親は、4年間癌と戦ってきたコナー君が、初めて癌であるということを忘れられたと言います。いつもよりもよく動いていて、助けも必要なかったそうです。父親は、このイベントで元気なコナーを再び見ることができて、スタッフや選手の皆さんには感謝してもしきれないほどだと言います。このイベントの後、コナー君は2014年に8歳で亡くなりました。
コナー君は光り輝いていて、皆から愛されるような存在だったそうです。コナー君の命はとても短いものとなりましたが、彼はレッスル・マニアのお陰で、後悔無く旅立つことが出来たのではないでしょうか。天国から「イェス イェス」と叫びながら、ダニエルさんを応援する声が聞こえる気がします。