この日、5歳のソフィーちゃんは曾お婆ちゃんのブレンダさんを初めて訪ねました。ブレンダさんは痴呆症で目も見えていません。自分が誰なのかも分かりませんし、娘のことも認識できません。初めて会う人を恐れ、唯一自分から話し掛けるのは夫だそうです。
5歳のソフィーちゃんは、このようなブレンダさんの状況を知ってか知らずか、部屋に入るとすぐにブレンダさんの元に駆け寄ったそうです。そして、ブレンダさんの顔をやさしくなでながら”You are my sunshine”を歌い出します。ソフィーちゃんの両親のフリン夫妻は、ブレンダさんがどんな反応をするのか心配だったそうですが、それは感動に変わりました。
人見知りをするブレンダさんが穏やかな表情になり、夫のことしか認識できないはずが、ソフィーちゃんのことを2日間覚えていたそうです。この動画はフェイスブックに投稿され、再生回数500万回、10万人以上にシェアされました。
数々のコメントの中には、介護士や痴呆症の家族を持つ人からの声もあり、「これこそ痴呆症の人が必要とする接し方だ」、「痴呆症の家族を持つ者として励まされた」と痴呆症患者への対応に関してとても参考になっています。
(
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/watch-touching-moment-five-year-6361315 )
痴呆症が進行すると、お世話をしてくれる人に強く反抗したり、徘徊したり、まるで目が離せない赤ちゃんに戻ってしまうと言います。だからこそ、ソフィーちゃんのような純粋な幼い子供のふとした行動が、ブレンダさんに届いたのかもしれません。
VIDEO