ふだん動物園では、動物たちは人間に興味がなさそうに過しています。
いつも餌が与えられることによって、肉食動物もほとんど本能も失いつつあるように見受けられますが、ある瞬間にスイッチが入るようです。
親子で訪れた動物園。
ガラスばりのライオンのコーナーの前に子どもを立たせて写真を撮っている時に、後ろから忍び寄るライオン。
そして、ガラス越しに子どもに襲いかかろうとします。
いくら分厚いガラスがあるから大丈夫。と頭では分かっていても、カメラを持つ親は驚くようです。
同様して画面が揺れます。
そんなライオンですが、襲いかかろうとしているばかりではなく、まるで一緒に遊ぼうとしていたり、小さな赤ちゃんを可愛がりたいようにも見えます。
また時には、動物たちと子どもと心が通じ合うときがあります。
不思議なことに、ある子どもにだけ関心を持つ場合などもあります。
服の色なのか、何かツボにハマる時があるようです。
それが起こった時には、ガラス越しに動物と子どもたちは遊び始めます。ガラス越しにキスしたり、共に走りあったり、追いかけっこをしたりして。
動物園というのは、普段近寄ることができない動物と大接近できるところに醍醐味がありますね。それは、分厚いガラスがあるからこそなんですけど…