『エリーのアトリエ』は『マリーのアトリエ』の続編にあたる作品で、アトリエシリーズの2作目にあたる作品です。
アトリエシリーズはマルチエンディングがあり、ゲームのプレイ内容によって様々なエンディングを見ることができます。
すべてのエンディングを見るには、普通にプレイするだけでは全部のエンディングを見ることはできないため特殊なプレイなども試してみないと見れないものもありました。
◆錬金術だけではなく冒険者としての名声も錬金術士に必要
『エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~』は、1998年にガストから発売されたPlayStation向けのロールプレイングゲームです。
前作の『マリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士~』の続編にあたる作品で、同じ世界のその後の世界にあたる作品です。
セガサターンやドリームキャストなどにもリメイクされており、マリーのアトリエと一緒になった、マリーとエリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士1・2~という作品も発売されております。
エリーは流行り病にかかってしまった所に旅の錬金術士をしていたマリーがエリキシル剤をつかって治療をしてくれたお礼をいうためにザールブルグの錬金術アカデミーに入学をします。
しかし、錬金術の成績は良くないため、アカデミーの寮に入ることはできなかった。
アカデミーの先生をしているイングリド先生の所有しているアトリエに住まわせてもらえる代わりに、アトリエを維持しながら、卒業に向けて錬金術の勉強をしていくのでした。
錬金術を学ぶためには、お金が必要になってきます。
お金を稼ぐには酒場やアトリエに直接依頼してくる人の依頼を受けて満足の行く品を渡すことが基本になってきます。
錬金術に必要な道具と本、素材を集めるために必要な傭兵を雇うためのお金や装備などお金を稼ぎながら、錬金術の腕と、冒険者としての名声を伸ばしていき、アカデミーの試験をクリアをし、卒業を目指していきます。
◆バッドエンドも含めて13種類ものエンディングがある
マリーのアトリエもエンディングは6種類ありましたが、エリーのアトリエはその倍の13種類ものエンディングが用意されております。
ノーマルエンディングでは、アカデミーを無事に卒業しますがマリーほどの錬金術士になることは出来ませんでしたが街の人から頼られる錬金術士となって平和に暮らすというエンディングです。
アカデミーの成績が優秀でマイスターランクに進んだ場合は、優秀な錬金術士となって故郷の村で錬金術を広めることになったり、宮廷に誘われて宮廷錬金術士になったり、マリーと同じように旅をしながら錬金術士になったりといったエンディングがあります。
錬金術を学ぶ過程で錬金術士以外の道を選択するエンディングもあり、チーズケーキを極めケーキ屋になるエンディングや、美声が認められ歌姫になるといったエンディングもあります。
バッドエンディングに分類されているものは、アカデミーを卒業できなかったケースで、諦めて故郷にかえっていくというものです。
エリーという少女が、憧れの人であるマリーを追っかけて錬金術を学び、自分の道を見つけていくという少女の成長の物語が、『エリーのアトリエ』というゲームの本質のような気がしました。