車にひき逃げされ、保護された犬。しかし、後ろ足が不自由になった彼を誰も里親として引き取ろうとはしませんでした。世話するのが大変なお荷物でしかなかったからです。
そこへ、車椅子で生活をするマイケルさんが彼を引き取ります。彼の名前はチャンス。名前の由来は、事故後、瀕死の状態で殺処分寸前だったところをシェルターに保護され、第2の人生のチャンスを与えられたところから来ています。
マイケルさんは、車椅子でバスケットをしたりカヤックをしたりととてもアクティブ。チャンスも車椅子でいつも一緒にお供します。まるで、小さな弟であり親友の様な関係ですね。チャンスは、お家の中で車椅子に乗らない時も、前足を使ってとても速く動き回ります。
マイケルさんは、自分と同じ境遇にあるチャンスを見た時、彼を放って置くことができなかったのでしょう。身寄りがなく、瀕死であるという理由で殺処分の対象になる動物。人間にひき逃げをされたというのに、人間に身勝手に殺されてしまうところだったチャンスを思うと、マイケルさんと運命的に出会えて本当に良かったと思います。これからも、お互いを励まし合いながら明るい人生を送って欲しいものです。