アメリカ・ニュージャージー州で12時間以上も燃え続ける大火災が発生し、消防士のティム・ヤングさんとポール・ハリングスさんは消火に当たりました。
消火を終えた二人は、朝食を摂るために小さなレストランに立ち寄りました。食事を終えた二人が請求書を確認すると、金額の代わりに「ありがとう」と書かれていたのです。そして、そこには「あなた方の朝食代は私が持ちます。いつも皆が逃げるところへ向かって走っていき、人々を助けてくれることに感謝します。(省略)ゆっくり休んでくださいね。」とウェイトレスのリズさんからのメッセージがありました。
ティムさんは、このメッセージが書かれた請求書を自身のフェイスブックにアップしています。(
https://www.facebook.com/Im.Timmy?fref=ts)ポールさんはインタビューに対し、「メッセージを見た時涙が出ました。私たちのことを気に掛けてくれていて嬉しかった。」と答えています。
リズさんは、「大したことはしていません。ほんの気持ちなんです。」と言っています。ところが、二人の食事代である15ドルは、リズさんにとってはほんの気持ちではないと二人は知りました。
彼女の父親は車椅子で病院生活をしており、外出できるようにバンを買うための資金をインターネットサイトで募っていたのです。これを知った二人は協力し、ティムさんの投稿は瞬く間にシェアされました。バンを買うための寄付金はどんどん増していますが、まだ必要額である8万ドルには届いていないようです。ティムさんとポールさんは、寄付金を集めるためにこれからも協力するそうです。
リズさんが「ほんの気持ち」と思ってとった行動が、今では多くの人たちの心を動かしているなんて素敵ですね。お父さんが気持ちよく外出できるようにバンを買いたいと思う彼女の気持ちにも感動します。