『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』はNintendo Switchと同時発売されたゲームソフトです。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』は、いままでのゼルダの伝説シリーズの原点を見直す事と、ゼルダの伝説では当たり前だった事を、当たり前じゃなくすることをテーマに開発された、いままでになかったゼルダの伝説です。
◆いままでよりもオープンワールドを強くした作品
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』は、2017年3月3日にNintendo SwitchとWiiU向けに発売されたゲームソフトです。アイテムを探索したり、使うことで謎を解いてゲームを進めるアクションアドベンチャーというジャンルで、オープンワールドのゲームになっています。
ハイラル王国は昔から魔王ガノンの厄災に見舞われており、その度に退魔の力を持つ騎士と、聖なる力を持つ姫によってガノンを封印してきた。100年前、ガノンの復活を予期しハイラルの民は4体のガーディアンと共にハイラル王国を守ろうと準備をするが、ガノンはガーディアンを操りリンクやハイラル王を倒してしまう。ガノンはゼルダ姫のちからによって抑える事ができた。
それから100年の年月が過ぎ、リンクは死の眠りから復活するも記憶を失っていた。ガノンを倒すべくリンクは、ゼルダやハイラル王の導きでハイラルを冒険していく。
今までのゼルダよりもオープンワールドの概念が強く、サバイバル要素も含まれています。壁や岩などがあった場所は通行禁止でしたが、今作では壁を乗り越えたりといった手段で乗り越える事ができるなど、今までよりも自由度が高いオープンワールドのゲームになっています。
食事という概念も出てきて、きのみや虫、動物などを捕まえて食べる事でスタミナを回復させることができ、火を使うことで調理をすることができ、効果が変わるなどの要素もあります。
他にも、昼夜や天候、温度などの概念があり、夜になると凶暴な魔物が出たり、村人の生活が変わる、雨の日は崖が滑りやすくなっており登りにくい、体温が低下するとハートが減少したりスタミナが消費しやすいなど様々な状況によって状態が変化していく要素もあります。
◆ゼルダの伝説の原点に帰る作品
ゼルダの伝説は、世界を冒険をしながら、色々な場所を探索していくオープンワールドの原点とも言える作品です。しかし、柵や岩などがあればその先には、今は進めず、先に進むには岩や柵を越えるアイテムを入手してからしか進めないといった手順どおりに進んでほしいという作り手側の都合がありました。
今作ではその手順を見直すということから自由度の高さを作るために、先に進むための手段をいくつも用意し、それをプレイヤーに選ばせたり考えさせるという方法をとっています。
これにより、ここにはどうやったら行けるのだろう、ここには何があるのだろうという、新しい発見をする楽しみや、冒険の進め方を考えるという冒険をする楽しみの原点を見直す作品となったそうです。
また、定番となっているダンジョンの謎解きも、ダンジョンで手に入れたアイテムを使ってダンジョンの謎を解くという定番を崩して、様々なアイテムを駆使することで謎を解けるようになっています。
ゼルダの伝説の原点である、オープンワールドの世界を冒険するという楽しみと、定番となっているゲームの謎を解く仕組みや、手順というものを見直すということで『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』は新しいゼルダの伝説として楽しむことができる作品です。