ドラゴンクエストは国民的RPGとも言われているゲームです。
1986年にファミコンで最初のシリーズが発売されてから、2016年までに10作のタイトルと関連作品がいくつも発売がされている人気ゲームです。
ドラゴンクエストはRPGというジャンルですが、今までにRPGというジャンルのゲームはあまり浸透していませんでした。そのために子供たちにRPGを受け入れてもらうために開発スタッフはいろいろな工夫を施していました。
◆ドラゴンクエストシリーズの原点
ドラゴンクエストは、エニックスが開発しファミリーコンピューターから発売されたゲームです。
RPGというあまり馴染みのなかったジャンルを浸透させたゲームのひとつで、後のシリーズにも大きな影響を与える作品になっています。
開発スタッフには、週刊少年ジャンプでファミコン神拳という連載コーナーを持っていた堀井雄二、ドラゴンボールの連載で人気があった鳥山明、CMソングなどを作っていた、すぎやまこういち、エニックスでプロデューサーをしていた千田幸信氏などが参加していました。
度々シリーズに登場する「ゆきのふ」という名前はプロデューサーの幸信氏が由来とされています。
◆ドラゴンクエストが子供たちに人気になった理由
RPGというまだどう遊ぶかをわからないゲームを子供たちに遊んでもらうための工夫は、城の中に閉じ込めるという所にありました。
城に閉じ込められている理由は、今で言う所のチュートリアルのような部分にあたり、会話をしてヒントを得る、宝箱を開ける、カギを使ってトビラを開ける、階段を降りるなどゲームを進めるためのチュートリアルが詰まっています。
ドラゴンクエストは、週刊少年ジャンプとの連動というのも人気の理由です。
当時人気だったドラゴンボールの鳥山明氏をパッケージやモンスターのデザイン担当にしたり、ジャンプ内のコーナで遊び方を説明したり攻略のヒントを出すことができたので、子供たちはジャンプを見ながらドラゴンクエストを知り、攻略をすることができました。
それを可能としていたのが堀井雄二氏であり、ドラゴンクエストの宣伝と攻略を同時にジャンプで行うことができたのです。
http://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq1/