缶ジュースを急激に冷やす際や、手作りアイスクリームを作る際に氷に塩を加えたものを使って冷やしたりします。
なぜ氷に塩を入れるとよく冷えるのでしょうか?実際に実験して確かめてみましょう。
まず、塩を振りかけた氷、水をほんの少し入れた氷、氷のみの3つのコップを用意します。
それぞれの氷の解けかたをみていくと、塩を入れたものが最も早くとけていきます。
実際に氷をそれぞれ触ってみると、塩を入れた氷は他の氷を触った時よりも冷たく感じます。
なぜ塩を入れると氷が更に冷たく感じるのでしょうか?
塩を入れると氷が溶けにくいと考えている方もいますが、そうではなく氷が一気に溶けていくようになります。
本来、氷はゆっくり解けていく際に周りの温度を下げるという性質を持っています。
ところが塩をかけると氷が解けるスピードをあげます。
すると、ゆっくり解けて0度を保つ状態から一気に溶けて0度よりも冷やす状態になります。
氷と塩(塩分)という関係は自然界では北極や南極といった場所がイメージしやすいかもしれません。
そういった場所ではどうなっているのかを調べてみましょう。
塩を入れた氷は特に温度が下がっているので、握りしめるなどして低温やけどにならないように注意しましょう。
参考サイト
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/110ban/text/1463.html
氷に塩をかけるとどうして温度が下がるの|科学なぜなぜ110番|学研サイエンスキッズ