ゆで卵といえば、殻をむくと白身があって割ると中に黄身があるのが普通ですよね。この実験では黄身と白身が逆転した不思議な卵を作ってみましょう。
まず、伸縮性のある布に卵を入れて紐などで卵の両サイドの布を縛ります。卵を入れた布を両手で持ち、くるくると回して布がよじれた状態を作り出します。そこから一気にひっぱり卵を回転させます。何かが破れるような音がしたら成功していますので、ゆでて完成させます。
この卵は黄身と白身が入れ替わっていることから「黄身返し卵」と言われます。
ではなぜ黄身と白身を逆転させることができるのでしょうか?
卵は黄身が白身に包まれた状態で殻の中に入っています。これは外からの衝撃に中の黄身が耐えられるようにこういった構造をしているのですが、ここでは遠心力を使って卵を割らずに卵の中で黄身を割り外側へと強制的に移動させます。そのため白身は中心に、黄身が外側にくるのです。
この卵の作り方がすでに江戸時代には考えられていたというから驚きですね。
参考サイト
http://izakazoku.com/life/10771/
卵を使った5つの実験!自由研究の時間がない時はコレ