ガラスと油を使ってマジックができるってご存知でしたか?
まず大小二つのビーカーと油を用意します。大きなビーカーの中に小さなビーカーを入れ、小さなビーカーと大きなビーカーのそれぞれに小さなビーカーが見えなくなるまで油を注ぎます。
すると、油がある部分の小さなビーカーが見えなくなってしまいました。いったいなぜなのでしょうか?
これは屈折率が関係しています。人間は物を見る際、光の屈折を利用して物を認識しています。この場合、油はガラスの屈折率とほぼ同じです。
私たちの目には光はほぼまっすぐに届くと、間に何かの物質が存在しているということが認識できなくなってしまうのです。そのため、油と接しているガラスは消えたように見えたのです。
他の液体で屈折率が変わるかどうかも試してみましょう。油を使うととても滑りやすいので、油からビーカーを取り出す際には充分に気をつけましょう。
参考サイト :
http://web.canon.jp/technology/kids/experiment/e_01_03.html
油でガラス棒が消える?|キャノンサイエンスラボ・キッズ