顕微鏡と言えば、人の目には見えないものを大きく見ることのできる道具です。通常は専用のレンズなどを使わないとうまく見えませんが、ここではその顕微鏡をペットボトルを代用して作っています。どんな顕微鏡なのでしょうか?
用意するものは500mlペットボトル、キリで穴をあけた穴に入るぐらいのガラス玉、キリ、はさみ、セロテープ、タマネギの薄皮です。
まず、ペットボトルのふたにキリで穴をあけます。この際、手をけがしないように蓋はテーブルなどの上で穴をあけましょう。次にキリで開けた穴に入るぐらいのガラス玉を蓋の裏側からいれます。この時あまり深くまで詰め込まないようにしましょう。
次に、ペットボトルを三分の一ほどの場所で切り離します。ペットボトルの下半分の部分をペットボトルの口に合うぐらいの大きさを切り出します。これがスライドガラスの代わりになります。セロハンテープでペットボトルをきった上半分の口の部分に貼り付けます。そして、玉ねぎの薄皮をスライドガラス代わりのペットボトル辺の上にセロテープで固定します。
最後にふたを閉めます。ペットボトルを持ち上げ灯りに向けてのぞき込みます。ピントが合う位置までペットボトルのふたを回してゆるめていきます。すると、たまねぎの薄皮の細胞を確認することができます。
これはペットボトルのふたに開けた穴にいれたガラス玉が凹凸レンズの役割を果たし、小さなものが大きく見えるようになったのです。これは透明なビー玉を覗き込んだ時も同じです。目から離したり近づけたりすると画像を大きく見せてくれる現象が起きます。
顕微鏡で見える様子とどう違うのかも観察してみたいポイントですね。
参考サイト
http://www.manabi.pref.gunma.jp/bunrui/gakupro/08010075/
平成15年度 『おもしろ科学教室』 manabi.pref.gunma.jp