空気を利用して水上や陸上をすいすい走ることのできるホバークラフトはとてもおもしろい乗り物として有名です。その原理を使ったおもちゃを作ることができます。では実際に作って遊んでみましょう。
用意するものはふうせん、フィルムケース(ふた付き)、CD、両面テープです。まず、フィルムケースの底にキリで穴をあけます。CDの記録する方の面を下にして中央の穴付近4箇所に両面テープをはってフィルムケースを固定します。次にフィルムケースの蓋の真ん中をカッターなどでくりぬきます。
それを風船の入り口にいれて風船を膨らませます。風船の口をつまんでおいてフィルムケースのふたをフィルムケースにはめるようにして風船をセットします。用意ができたら風船から手を放します。すると、ホバークラフトのようにCDがほんの少しだけ浮き上がります。左右に動かすと浮いているためにスムーズに動いていきます。
ではなぜホバークラフトはスムーズに動くのでしょうか?
車や電車、船などはそれぞれ地面や水面などに面しているため、摩擦によってある程度進もうとする力を阻害する力が生まれます。ホバークラフトは水面や地面との間に空気の層を強力に作り出すことで地面や水面からの摩擦を避けています。空気の層を作り出すことでスムーズに動かすことができるのですね。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=50261
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