片栗粉と水を使うと固体でも液体でもない状態を作り出すことができます。
そんな状態のものがあるのだろうかと思うかもしれませんが、自然の状態でもあり得る状態なのです。
それではどんな状態なのでしょうか?
まず片栗粉をボールに用意します。
そこに少しずつ水を足していきます。
すると、液体がドロッとした状態を作り出すことができます。
握ってみると、固体のように一瞬固まりすぐにまた液体に戻ります。
これはいったいどういう状態なのでしょうか?
これはダイラタンシーと言われる状態です。
細かい粒子同士の間に水がある状態では液体であり、そこに圧力がかかると粒子同士の隙間がなくなり固体のように一瞬固まりますがすぐに粒子同士の中にみずがもどってきて液体に戻るという状態です。
この状態が液体でも固体でもないという不思議な現象を引き起こしているのです。
この状態は自然の状態でも観察することができます。
石川県の千里浜ではこの現象を利用して自転車や車が浜辺を走ることができます。
参考サイト
http://engineerlive.jp/life/article/jikken03
素敵なトンデモ理科実験 第3回「片栗粉でつくるダイラタンシー」|日常を楽しむ|
エンジニアLive|極上のエンジニア人生を応援するWebマガジン