あなたは、誰かのために自分の頭を丸刈りにできますか。アメリカのコロラド州にあるメリディアン小学校で『Be Bold, Be Brave, Go Bald』(「大胆になれ!勇気を出して!丸刈りにしよう!」)というチャリティイベントが開かれました。
この小学校に通うマーリーちゃんは2015年にがん治療を受け、2016年に学校に復帰しました。しかし、彼女は治療のために髪の毛を失いました。それを見たマーリーちゃんの親友のキャメロンちゃんは、「私も丸刈りにしようと思っているの。」とマーリーちゃんに伝えたのです。
すると、マーリーちゃんは飛び切りのスマイルで、「私たちは丸刈りのお洒落さんになれるわ!」と言ったそうです。
このキャメロンちゃんの一声が学校全体を巻き込む壮大なチャリティイベントに発展しました。イベントでは、なんと80人もの生徒、さらに3人の女性教師、男性の校長と副校長、そして女性の保護者までもがバリカンで丸刈りになりました。
この髪の毛は、マーリーちゃんと同じようにがん治療で髪の毛を失った人たちのために使われます。
そして、イベントでは25000ドル(約270万円)もの寄付金も集まったそうです。マーリーちゃんは病気の治療でたくさん辛い思いをしたはずなのですが、イベントではとてもいい笑顔をしています。
「こんなに多くの人が丸刈りにするなんて思いもしなかったわ。学校に戻るのが楽しみだし、丸坊主が私だけでなくて心強い」とコメントしています。
そのうち生えてくる髪の毛ですが、丸刈りにまでするには大変勇気がいる行動です。そのような勇気ある人たちが、この学校には80名以上もいるのです。なんて素晴らしい学校なのでしょう!
マーリーちゃんは痛い思いもしたことでしょう。しかし、これからの学校生活は、病気以前よりも楽しくなりそうですね。
参考サイト:
http://www.today.com/news/80-students-shave-heads-support-classmate-cancer-returning-school-t86291