日本と海外では、ゲーム市場における人気ジャンルに違いがあることはよく知られるところですが、その中でも特に海外では人気があるにも関わらず、日本人プレイヤーはまだまだ少ないジャンルが『マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)』
■MOBAとは、どんなゲームか?
MOBAは海外ではeスポーツの1ジャンルとして人気があります。
オンライン・マルチプレイで、プレイヤーは数名ずつ敵味方に別れ、マップの両端からそれぞれのキャラクターを操作して移動。チームの仲間と協力し合いながら敵の本拠地の破壊を目指すゲームです。
もともとはリアルタイムストラテジー(RTS)と呼ばれる、リアルタイムでユニットを操作して陣地を広げるアクション性の高いシミュレーションゲームから派生したジャンルで、最大の特徴はRTSが複数のユニットを操作しなければならないものであったのが、MOBAではプレイヤー1人が1キャラクターを操作するという点です。
MOBAはマップの両端に配置された本拠地からスタート、プレイヤーは敵陣に向け、レーンと呼ばれる3本の道か、その間のジャングルと呼ばれるエリアを通って敵陣へ侵攻、途中、敵の中継点であるタワーという施設を破壊しながら攻め上り、最後は敵の拠点を破壊すれば勝利します。
MOBAの中でも特に人気のあるタイトルが、来アットゲームズ社の『League of Legends』(LoL)です。
LoLは世界で最もプレイ人口の多いゲームとも言われ、eSportsの人気タイトルとして国際トーナメントも開催されています。
League of Legends Top 5 Plays Week 225 - YouTube
■進化するMOBA
アメリカのゲーム開発会社、Epic Gamesが2016年に発売を予定している最新のMOBAが「PARAGON」です。
Epic Gamesは2006年に第一作目が発売されたXBOX360専用タイトル「Gears of War」シリーズで知られる会社で、「PARAGON」は同社初のMOBAタイトルとなります。
Paragon from Epic Games - Gameplay Trailer | PS4 - YouTube
最大の特徴は見下ろし型マップの多いMOBAながら、3Dフィールド×TPS(サードパーソンシューティング)視点でプレイする点でしょう。
日本ではまだ馴染みのないジャンルであるMOBA。これから国内市場において、どのような展開を見せていくことになるのでしょうか。