磁石は鉄などにくっついたり、S極N極に分かれるといった特徴がありますが、その磁石を嫌がる野菜があるって知っていましたか?
それでは磁石を嫌がる野菜とはどんなものなのかさっそく実験してみましょう。
まずやじろべえのようにするためにペットボトルのふた部分に待ち針を針が上になるようにテープなどで固定します。
次にストローの中央に突き抜けないように針で穴をあけ、両側の端に1.5センチほどの切り込みを入れます。
ストローの両側にヘタのついたミニトマトをヘタをとってしまわないようにはさませます。
トマトの付いたストローをペットボトルのふたにつけた針に穴を合わせて乗せます。
バランスがとれるようにミニトマトを調節します。
ネジオム磁石を16個つなぎ合わせたものをトマトに近づけます。
すると、磁石を嫌がって逃げようするようにトマトが磁石から離れようとします。
なぜ磁石から離れていこうとするのでしょうか?
トマトにはたくさんの水分が含まれています。
ネジオム磁石はつなげることでより強力な磁力を作り出しているのですが、この磁力に反発したのがトマトの中の水分なのです。
水は磁石に対して離れようとする力が働くためトマトが離れようとしたのです。
ここでのポイントはネジオム磁石をたくさんつなげて磁力を強くしている点です。
小さな磁石ではこの現象を見ることができないので、注意が必要です。
他にはどんな野菜が反応するか考えてみましょう。
参考サイト
http://site.ngk.co.jp/lab/no171/exam.html
2011年11月号/トマトは磁石がキライ?|NGKサイエンスサイト|日本ガイシ