「PlayStation Now」とはソニー・コンピュータエンタテインメントのクラウド型のゲーム配信サービスのことです。
ゲームの本体のデータはクラウドに置かれ、プレイヤーはストリーミング配信でゲームをプレイすることができます。
提供されるゲームはPlayStation3と2のゲームタイトルを予定しており、このサービスを利用することでPlayStation4を使って今まで互換性のなかったPlayStation3のゲームを遊ぶことができるようになります。
現在対応しているユーザー側の端末はPlayStation4とPlayStation Vitaのみですが、将来的にはソニーの液晶テレビBRAVIAや、スマートフォン、タブレットPCなどにも対応する予定があるとのことです。
■2015年8月に国内でのテスト実施。
北米地域では2015年1月からサービス提供されている「PlayStation Now」ですが、日本国内では2015年8月にテスターを募集、月末から9月8日にかけて配信テストが行われました。
テスト実施前の8月11日から16日にかけてテスターを募集、抽選で選ばれたテスターはテスト期間中「ICO」「パペッティア」「TOKYO JUNGLE」「The Last Guy」の4つのPlayStation3タイトルのプレイテストをすることができました。
■実際にテストプレイを体験してみた。
実際に「PlayStation Now」のテストプレイに参加してみました。
プレイに使用した端末はPlayStation4、専用のアプリケーションをダウンロードするとプレイすることができました。あくまでテストですから、各ソフト共上限4時間の制限付きとなっています。
PlayStation2版でプレイ経験のある「ICO」の序盤を試しにプレイ。
今回の配信版はPlayStation3対応のHD版ですので、さすがに映像は綺麗です。
データ配信されているので、処理が重くなったりすることもあるかと思いましたが、基本的にはほぼ違和感なく、プレイすることができました。
ただ、時折読み込みが発生するのか、若干動作がカクつくこともあり、この辺は今後の課題かとも感じました。アクションゲームとは言っても「ICO」は比較的緩やかなゲームなので、もっと動作の激しいアクション系のゲームをプレイした場合どうなるか、気になるところです。
ストリーミング配信を利用することで、いずれはハードウェアの垣根がなくなり、どんなところでも自分の好きなゲームをハードを気にせず遊べる時代が来るのかもしれませんね。