「ニューヨークからは遠すぎて何もできない。」
「いや、僕たちにもできることがある。」
ニューヨークの映画制作会社が無償で制作した、東北への寄付金を募る映像です。
日本と世界に衝撃を与えた東日本大震災から4年が経ちました。未だ仮設住宅で不便を強いられる人たちがたくさんいて、4年が経った今も復興したとは言えない状態です。多くの人と動物の命が奪われ、悲しい思いをした人たちはさらにその何倍もいます。
しかし、震災後、日本だけでなく世界の国々から東北に支援の手が差し伸べられました。外務省によると、震災後3日の間に韓国を始めとする6か国が被災地に入り、被害者の救助と不明者の捜索を開始しました。
そして、震災2か月後には23の国と地域から援助隊や医療チーム、国連機関からの各専門チームが派遣され、日本の消防や警察、自衛隊と協力して、救助や捜索、がれき撤去作業などの復興作業に従事したそうです。
<参考リンク>
外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol73/index.html
このように、こんなに多くの国々から寄付金や援助隊といった形で支援が向けられているのを見ると、「日本ってこんなに愛されていたのか」と感動してしまいます。
歴史問題や領土問題で反日が騒がれているというニュースが、嘘のように感じられます。
実際、反日で騒いでいる国も支援してくれています。
このような状況から、言葉やアイデンティティが違っても「困ったときはお互い様」が、世界共通のスローガンのように思えます。
どんなに世界中の幸せと平和を願う人たちが多くいても、悲しい出来事は後を絶ちません。
だから、このスローガンは一生守り続ける必要があります。