『ゼルダの伝説』は、ファミコンのディスクシステムで書き換えを行うことで遊ぶことができたゲームです。
『ゼルダの伝説』はファミコンで発売され、その後もいろいろなシリーズが作られており、世界的にも人気のゲームになりました。
◆『ゼルダの伝説』というタイトルだが主人公はゼルダではない
『ゼルダの伝説』は、1986年2月21日にファミコンのディスクシステム用として発売されたアクションアドベンチャーゲームです。日本では、ディスクシステム用でしたが、海外ではディスクシステムが無いのでロムカセットで発売され、のちに日本でもロムカセットのものが発売されました。
ハイラル地方にある王国に力と知恵を司るトライフォースが祭られていたが、魔王ガノンドロフによって力のトライフォースは奪われてしまう。知恵のトライフォースは、ゼルダ姫により8つのかけらに分けられ、ハイラルの各地に隠し、乳母であるインパにガノンドロフを倒してくれる勇気ある人物を探すように命じた。
しかし、その道中ガノンドロフの手下に襲われてしまう。そこに現れたリンクが、インパを助け出す。事情を聞いたリンクはゼルダ姫を助けるために、知恵のトライフォースを探し出し、ガノンドロフを倒すための旅にでる。
ゲーム画面は上からの視点ので、他のゼルダシリーズでも採用がされています。
最初は、盾だけしかもっておらず、近くの洞窟で剣をもらうことで攻撃が可能になります。
おなじみになっている、ブーメランや弓矢、バクダンなどはこの作品からも登場しています。
フィールドのいろいろな場所に隠し階段や、隠し部屋などがあり、お店になっていたり、ルピーをもらうことができたり、ミニゲームをしてルピーを稼げたり、回復アイテムかハートのうつわをもらえる場所もありますが、中にはドアを壊した修理代をもらうといってルピーを巻き上げられる事もあります。
ゼルダの伝説となっているが、主人公の名前はリンクであり、ゼルダはハイラル地方の姫の名前です。ハイラル地方の王国の姫は、ゼルダという名前がつけられていたため、ゼルダは複数いたらしい。ゼルダという名前は、開発者の宮本茂が小説家のゼルダ・セイヤーから取ったとしているそうです。
◆『ゼルダの伝説』はディスクシステムだからこそできたゲーム
ディスクシステムは、当時のファミコンのROMの3倍の容量があり、様々な面でスペックが高いゲームでした。ドラゴンクエストと同じ年に発売されていますが、ドラゴンクエストはパスワードによるセーブだったのに対して、『ゼルダの伝説』はセーブ機能がついており、さらにデータも3つまで保存できるものだった。
フィールドの広さも最大で128画面分の広さとなっており、木や岩などを破壊することで新たな場所を発見する事や謎を解いていくというアドベンチャーにおいては最大規模のものだった。
同じアクションゲームとして、マリオブラザーズがあり、生みの親である宮本茂氏は、アクション要素を強くしたのがマリオで、謎解き要素を強くしたものはゼルダの伝説としています。