おはじき系の遊びで遊んだことがある人も多いかもしれません。ビー玉一つにビー玉をぶつけるとぶつけられた方が前に飛ばされていきます。じゃあ、いくつもビー玉が列に並んでいたらどうなるでしょうか?実験してみましょう。
割りばし2本、ビニ-ルテープ、ビー玉複数個を用意しましょう。まず、割りばし2本を少し間をあけてビニールテープで固定します。その真ん中あたりにビー玉を4個置きます。そこにビー玉を一つを指ではじいて当てると一番反対端のビー玉が飛び出します。ビー玉を二つ当てると二つ、三つ当てると三つという具合にビー玉は飛び出します。なぜこういった動きになるのでしょうか?
物が動く際には法則によって運動エネルギーの移動が存在します。止まっているビー玉が動きだすには動くためのエネルギーが必要です。ちょうど止まっている車が動き出すためにガソリンでエンジンを動かしてそこで得られるエネルギーを元に動き出すのと同じです。
ここでは指ではじかられたことで動き出すためのエネルギーを持っている「指ではじかれたビー玉」が列に並んでいるビー玉にその動き出すエネルギーを渡します。ただ、いくつも前にあるとエネルギーはどんどん前のビー玉、その次のビー玉といった具合に移っていき、最終的に端っこにあるビー玉に運動エネルギーが移るのです。
これは振り子状になった鉄球でも同じような現象を見ることができます。
ビー玉の大きさを変えたり、個数を変えたりしてどう変わるかも実験してみるといいですね。
参考サイト
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/100yen/exp20_index.html
100円ショップ大実験|学研サイエンスキッズ