ファイナルファンタジーはスクウェア(現スクウェアエニックス)から発売されたファミコン用のゲームソフトです。
ファミコン以外にも、MSX2、ワンダースワンカラー、ゲームボーイアドバンスなどで発売されています。
リメイクやダウンロード販売もしており、ヴァーチャルコンソール、PSゲームアーカイブス、スマートフォンでもリメイク版が発売されている人気ゲームです。
大人気のファイナルファンタジーシリーズですが、最初のファイナルファンタジーを開発した時、開発者がゲームにかけた思いとはどんなものだったのでしょうか。
◆国民的RPGファイナルファンタジー
ファイナルファンタジー(FF)はスクウェアが1987年にファミコン向けに発売したゲームソフトです。
坂口博信、河津秋敏、石井浩一などのスタッフが手がけたRPGゲームです。
オープニングの始まり方が当時としては独特で、ゲームの導入部分は街の外に放り出される形で始まり、城の王様から頼みを聞いてゲームの目的がわかるタイミングでオープニングが流れるという特徴があります。
ドラゴンクエストと並ぶ、日本を代表するRPGの代表となっているFFですが、DQがファンタジーの世界観でまとまっているのに対してFFは科学とファンタジーが融合する世界をベースにしています。
新作でも科学とファンタジーという融合という世界観は変わっていません。
◆ファイナルファンタジーは社運をかけて作ったゲームだった
スクウェアはもともとはPCゲームを作っていた会社で特にグラフィックに長けていたADVを制作していました。
しかしファミコンのソフトに参入するも、うまくいかず会社は倒産の危機に陥っていました。
ファミコンはアクションやレースゲームといったゲーム性の高く子供向けのソフトが人気であったため、スクウェアの得意としたストーリーのあるADVやRPGは子供には受け入れられないでいたためでした。
そんな中1986年にドラゴンクエストがヒットして、ファミコンでもRPGが受け入れられなるということを確信しスクウェアとして最後の作品としてファイナルファンタジーを開発しました。
開発期間はファミコンとしては長い方で1年を掛けて開発し、発売直前にはもともとあったビルを移転しないといけないほど、会社の維持はできなくなっていました。
そこでファイナルファンタジーという名前が、最後の作品という意味でファイナルという説があるが、開発スタッフの坂口博信は背水の陣ではあったが、Fから始まる単語で良ければなんでもよかったと肯定しつつも否定している。
ファイナルファンタジーはその後大ヒットし、国民的RPGになりました。
最新作のファイナルファンタジー15も期待できる作品です。